来る6月28日、竹芝NO NAMEで開催されるビッグパーティ。それがTORTURE GARDEN JAPANである。1990年にロンドンで始まったTORTURE GARDENは、いまやイギリスのみならず世界的な知名度を誇るフェテッィシュパーティとして君臨している。日本でも2001年よりTORTURE GARDEN JAPANがスタートし、今回が12回目の開催。毎回1000名以上の動員を記録するモンスターイベントへと成長した。
今回、TORTURE GARDEN JAPANのオーガナイザーであり、LOVEHOUSE RECORDSのレーベルオーナーであるSota.S(鈴木創太)へインタビューを敢行した。
── そもそも、TORTURE GARDEN JAPANを開催するきっかけは何だったのですか?
Sota.S(以降S)僕がDisco Kingを始めたのが1994年だったんですけど、その前にもイベントをやってたんです。その時から「だれもやってないことをやろう」「どうせやるなら自分を含めて、お客さんが心の底から楽しめるイベントをやろう」ってことを常々考えていまして。で、1995年に「StrangeLove」、1996年に「Foolish」を渋谷でやってたんですけど、もっと他の切り口があるだろう、って思ってたんです。
僕自身はフェチでもなんでもないんです。よく誤解されるんですけどね(笑)。でも、フェティシズムをテーマにしたカルチャーについてはすごく興味があったんですよ。周りにそこらへんに精通しているヤツが多かったのもあるけど、前々からイギリスのフェテッィシュなイベントについてはすっごく興味があって。イギリスで出てる雑誌とかでTORTURE GARDENのレポートを見るとすごいんですよ。もうすごい格好をしてる人「しかいない」。しかも、ここが重要なんですけど、それでいて暗くないしむしろみんなガンガン踊ってて、楽しんでるのが写真から伝わってくる。フェチのイベントってとかく暗かったり、薀蓄ありきみたいなイメージが強かったけど、これだったらぜひやりたいな、ってずっと思ってたんですよね。
で、UKのアーティストとかを手がけてるプロモータに「TORTURE GARDENを日本でぜひやりたい、って伝えてくれ」って頼んだんです。ダメモトです(笑)。そうしたら、ALLEN(イギリスTORTURE GARDENのオーガナイザー、ALLEN TG。今回も来日する)が興味を持ってくれて、コンタクトを取るようになった。おかげさまでライセンス契約までこぎつけて、開催するようになったんです。
── やってみてどうでしたか。
いやあ、驚きましたよ。イギリスでトップのフェティッシュイベントっていっても、日本じゃ知る人ぞ知るってイベントだったんで、500名も入れば御の字だよね、ぐらいにしか考えてなかったんです。どうせ赤字なんだし、やりたいことやろうぜって皆で話して、西麻布のビル丸ごと借りて、6階建てのビルをほぼ使い切る構成にして挑んだら……1800人も来ちゃって。もうパニック寸前でしたよ。よく無事に終わったなあ、と。
でも、これで自信がつきました。ああ、こういうイベントを求めてる人がたくさんいるんだ、ってことがわかったのは大きかった。で、今までやってきてます。
── 前回から完全ドレスコードにしたんですよね。
そうです。これまではドレスコードをクリアした人をディスカウントする、という方法だったんですけど、苦渋の選択で。一般的な知名度がまだまだだったのもあるけど、フェティッシュイベント……というか、TORTURE GARDENというイベントを少しでも多くの人に知ってもらいたかったし、着飾ってイベントに来ることで、よりイベントが楽しくなるし、着飾った人自体がより楽しめるということを知ってもらいたくて、あえて完全ドレスコードを選択しなかったんです。
で、始めてから7年もたつし、もういいだろうと(笑)。TORTURE GARDENにとっての理想は、あくまで完全ドレスコードです。開催するにつれてちゃんと着飾って来てくれるお客さんも増えて、手ごたえみたいなものを感じてたので、思い切って完全ドレスコードを実施しました。残念ながら当日は雪が降っちゃってお客さんも大変だったろうし、ご迷惑もおかけしてしまったけど、皆さんには満足していただけたな、と確信しています。
ドレスコードを完全に行うことで、よりTORTURE GARDENという空間を特別なものにできる。それこそが重要なんです。皆がドレスコードをクリアすることで、お客さんの間にも一体感が生まれるでしょうし。そんなスペシャルな空間作りを目指しています。
── 今回の見所を教えてください
やっぱり、ALLEN FALKNERの最後のパフォーマンスでしょうね。彼にはこれまでにも何度か出てもらったんですけど、彼から「引退する、最後はぜひTGJでパフォーマンスしたい」と聞いたときは、さびしい反面、うれしかったです。そんなにも僕らのイベントを大事に思っていてくれたんだと思うと、感慨深いですね。僕らとしては、彼の有終の美を飾る姿を全力でサポートしたいし、それが彼への恩返しだと思っています。
また、今回はフランスより、ダークエレクトロで有名なScratch Massiveを招きます。すごくハイセンスな音で聞かせる二人組のユニットです。きっと満足して頂けると思いますので、こちらもお楽しみに。
── 最後にメッセージをお願いします
ぜひ、会場に足を運んでいただいて、すばらしいパフォーマンスとDJプレイを楽しんでください。その際は、ぜひ貴方の考えるとびっきりの衣装を着てお越しください。お待ちしています。


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