Ellen Allienのテクノミュージックの魅力に迫る

日本にも多くのファンを持つベルリンを拠点にDJ/プロデューサーとして、またレーベルBPitch Controlを立ち上げ、オーナーとして、幅広い活動を繰り広げる女性クリエイター兼アーティストEllen Allienが、新しい音源を持って日本にやってくる。LoveParadeやMayday、日本ではWIREに出演する等、大きなフェスティバルに必ずと言っていいほど名を連ねているEllen Allienに今回インタビューすることができた。世界で活躍する彼女から今のクラブシーンや彼女の魅力をいろいろ聞いてみた。

自分の世界観を自分らしく表現

── まずあなたがDJになったきっかけを教えて頂けますか?

凄く話が長くなるわよ!

私が10代の頃、ベルリンのクラブでよく遊んでいたの。80年代オールドスクールなヒップホップがブレークしていて、ヒューマンビートボックスやスクラッチしてる音を良く耳にした頃かな。私はヒップホップで踊る事がとっても大好きだった。しばらくして、初めてベルリンでテクノを聞いた時に衝撃を受けたわ!だって、今までの音作りと全く違ってたし、ヒップホップみたいなリアルなメッセージ性はないし。WestBamがレギュラーDJだった『Fischlabor』で働き始めた頃にターンテーブルを購入して自分のミックステープをレコードをミックスする楽しみを味わってからは、新譜の12インチを探してたりしてたわ。

── なぜテクノミュージックだったんでしょうか?また、アナタにとってテクノミュージックとはどんなものですか?

テクノは、決まり事がなく自分の世界観を自分らしく表現して作品をリリースできるから。みんな分かってると思うけど、機材さえ持っていれば、誰でも容易に作品を作る事が出来る。丁度その頃から、テクノがアートの一部として認知しだし、『テクノ』という共通言語でシーンが世界規模で広がり始めた。初期のテクノシーンにコミット出来て本当に幸せ。テクノは私の人生を変えてくれたわ。

世界には未知数な物事がいっぱい

── 今や世界中でプレイするDJになわけですが、あなたが影響を受けたアーティスト、音楽などはありますか?

アーティストだと、クラフトワーク、二ナヘイゲン、ロバートフッド、スティーブライヒ、バッハ。レーベルだと、シェフィールドのワープレコード。ジャンルだと、ニューウェーヴや、ジャズ。いろんなジャンルから影響を受けたわ。

── 最近気になっているアーティストや音を教えて頂けますか?

とにかく、必要最低限の音が入ったミニマルなトラックが好きなのかしら。私の新しいミックスCD『Boogy Bytes Vol.4』を聞けば分ると思うけどディープなテクノトラックも好きで、最近のお気に入りのトラックを使って新しいグルーヴを生み出そうと考えてるの。

── DJだからもちろん音へのこだわりはあると思いますが、音楽以外に何かこだわっていることはありますか?

たくさんあるわ!自分のファッションレーベルとか、ヨガや読書、数独、友人たちとの食事かな。世界には未知数な物事がいっぱいあるから、興味ある事柄はこれからも増え続けると思う。

── 今までで一番印象に残っているクラブイベントはありますか?

あはは(笑)おかしな質問ね。簡単に答えれるわ。ベルリンのスプリーの畔にある「Bar25」で30時間にわたって開催されたパーティーよ。私の人生の中で本当に素晴らしいパーティーだったわ。

── 今まで多くのオーディエンスに触れてきたと思います。日本においても何度もプレイしていますが、日本のクラブシーン、オーディエンスの印象は?

世界の中でも日本のクラバーは素晴らしいわ。スペイン人やイタリア人のようにワイルドな感じではなくて、心の底から音楽を楽しみながら踊ってるように思うの。それに日本の人は、とてもフレンドリーに接してくれるわ。

DJを通じて世界中で体験したした事を作品に表現

── これまでに関わった楽曲の中で、ベストと思えるものは?

うーん。全てのシングル、アルバムに思い入れがあるからどれがベストかは答えれないわ。だって、トラックをリリースした時の私のヴィジョンや感情が注ぎこまれているから。例えば、私のファーストアルバム『Stadtkind』は、ベルリンに捧げてた作品。DJを通じて世界中で体験したした事を作品に表現したの。ちなみにタイトルの意味は、私の生まれ故郷の名前なの。私のソロプロジェクトは、その時々の日記みたいなものなんだけど、Appratと制作したアルバム『OrchestraofBubbles』は、2人がギグを通じて得た感覚が自然とフィードバックして出来た特別な作品なのよ。

── 今回リリースするMIXCD"BoogyBytesVol.4"について、そして5月にリリース予定のニューアルバム『SOOL』コンセプトを教えて頂けますか。

『BoogyBytesVol.4』は、最近クラブでプレイするベルリンのミニマルトラックを中心に音の波が続くような感じにミックスしてる。『SOOL』は、AGFとの共作なんだけど、エレクトロニカでインテリジェンスな音を意識して制作してるわ。

── 今後のあなたの活動予定を教えていただけますか?

ミックスCD『Boogy Bytes Vol.4』ニューアルバム『SOOL』の制作が終わったところなので今は、『SOOL』のアートワークを制作しているの。Tシャツのデザイン等、ファッションについて考えてる時間も増えそうだわ。その為の新しいエネルギーを得る為にタイへチルアウトへ数週間出かけるつもりよ。

── では最後に少し抽象的な質問になりますが、何が今のあなた(音楽的センスや才能)を生み出したと思いますか?

私を支え、応援してくれる人たちね。たとえみんなが数千キロ離れたところにいたとしても私のファンがいる限り、世界中に新しい音を届けるつもりよ!

リリース情報

Boogy Bytes Vol.04はBPitch Controlから3月31日発売予定だ。

TRACKLIST:
01. AGF - Liniendicke
02. Vera - In The Nook
03. Ricardo Villalobos & Patrick Ense - Fizpatrick
04. Melon - Nitzi (In My Mind, So Fine)
05. Andres Zacco & Lucas Mari - Carbonela“ (Seph's Vidrionela Rmx)
06. Konpiuta - Christmas Fairytale“ (Moessap Edit)
07. Sozadams - Eyes Forlon
08. Richard Seeley - Juicy Vermin
09. Lucio Aquilina - My Cube
10. Melchior Productions - Don Juan
11. Friendly People - Music Is Improper“ (Martin Buttrich Rmx)
12. Sascha Funke - Double Checked
13. Gaiser - Withdrawal
14. Kassem Mosse - A1
15. Little Dragon - Twice

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